北米の歴史

北アイルランドは1921年にどのようにして誕生したのか?

北アイルランドは1921年にどのようにして誕生したのか?

北アイルランドの誕生は、1920年に英国議会で可決された「アイルランド統治法(Government of Ireland Act 1920)」に端を発します。この法律は、アイルランド島を南アイルランドと北アイルランドという二つの政治的実体に分割することを定めたものでした。

具体的には、南アイルランドは26のカウンティ(州)で構成され、一方の北アイルランドはアルスター地方9カウンティのうち6カウンティから成りました。さらに同法は、北アイルランド議会と北アイルランド上院の設立をも規定しており、北アイルランドには独自の自治政府の枠組みが与えられました。

その後、1921年の英愛条約の締結によりアイルランド自由国が成立へと向かう中、北アイルランドは新たに設立された議会において、連合王国(イギリス)にとどまることを正式に選択しました。こうして、アイルランド島の南北分断という構図が確定し、今日まで続く北アイルランドの歴史が幕を開けたのです。