OPMの起源は1883年の「文官委員会」
現在のアメリカ合衆国人事管理局(OPM:Office of Personnel Management)の起源は、1883年に設立された「文官委員会(Civil Service Commission)」にさかのぼります。この年、政治的な縁故主義を排除し、実力に基づく公務員任用を実現するための文官制度改革が本格的に始まりました。
創設当初の使命は「公正な採用」
設立当初の文官委員会の最大の使命は、コネや政治的な背景ではなく、能力と資格に基づいて人材を公平に採用することでした。当初は「分類職(classified service)」と呼ばれる特定の公務職種のみが対象でしたが、1930年代までにその適用範囲は連邦政府全体へと着実に拡大していきました。
文官委員会からOPMへの再編
その後、組織の役割が拡大するにつれ、文官委員会は1979年1月1日に再編され、現在の人事管理局(OPM)として新たなスタートを切りました。今日のOPMは、連邦政府職員の採用・人事管理・給与や福利厚生など、連邦政府の人材政策全般を統括する中核機関として機能しています。
まとめ
OPMの歴史は、1883年の文官委員会設立から始まり、「公正な採用」という理念を掲げながら、約100年の歳月をかけて現在の形へと発展してきました。この歩みは、近代的な公務員制度のあり方を示す重要な事例といえるでしょう。