アメリカの中間選挙(中間議会選挙)における有権者の投票率は、大統領選挙と比べて低い水準にとどまる傾向があることが知られています。
シンクタンク「Center for Responsive Politics」の調査によると、1978年以降の中間選挙における平均投票率は43.3%です。一方、大統領選挙の平均投票率は59.3%であり、両者には約16ポイントもの差が存在します。
なぜ中間選挙の投票率は低いのか
中間選挙は大統領の任期のちょうど半分の時点で実施されるため、投票用紙の最上位に大統領候補が並びません。このことが、有権者の関心や投票への動機付けに影響していると考えられています。
また、中間選挙では連邦議会上院・下院の議席に加えて、州知事や州議会など多くの公職が改選されますが、メディアでの報道量や選挙運動の規模も大統領選挙より小さくなりがちで、これも投票率低下の一因とされています。
投票率の差が意味すること
約16ポイントという投票率の差は、中間選挙の結果が特定の層の有権者によって左右されやすくなることを示唆しています。実際、中間選挙では大統領選挙よりも熱心な支持者が多く投票する傾向があり、与党が議席を失う「逆風」として現れることも少なくありません。