北米の歴史

アメリカ合衆国憲法に権利章典が追加されたのは何年後?署名から批准までの経緯を解説

権利章典が追加されたのは憲法署名から約4年後

アメリカ合衆国憲法に権利章典(Bill of Rights)が追加されたのは、憲法の署名から約4年後のことです。憲法は1787年9月17日にフィラデルフィアで署名され、権利章典となる最初の10か条の修正条項は1791年12月15日に正式に批准されました。

なぜ権利章典が必要とされたのか

1787年の憲法制定会議で起草された当初の憲法には、市民の基本的な自由や権利を明記した条文がほとんど含まれていませんでした。そのため、強力な中央政府の誕生を警戒する「反連邦派」の人々から、個人の自由が脅かされるおそれがあるという強い批判が起こりました。

この懸念を受けて、複数の州が憲法の批准の条件として権利章典の追加を求め、初代大統領ジョージ・ワシントンの政権下でジェームズ・マディソンを中心に修正条項が起草されることになりました。

権利章典の主な内容

1791年に批准された権利章典(修正第1条〜第10条)には、以下のような基本的人権が盛り込まれています。

・言論・報道・宗教・集会の自由
・武装する権利
・不当な捜索や押収からの保護
・陪審員による裁判を受ける権利
・過酷な刑罰の禁止

まとめ

アメリカ合衆国憲法は1787年9月17日に署名され、その約4年後の1791年12月15日に権利章典が追加されました。市民の自由を守るためのこの修正条項は、今日でもアメリカ合衆国憲法の中核を成す重要な部分として受け継がれています。