北米の歴史

サバンナの戦いで何が起こったのか?南北戦争ではなくアメリカ独立戦争の出来事

「サバンナの戦い」というと、アメリカの南北戦争(1861年〜1865年)で行われた戦闘を思い浮かべる人も少なくありません。しかし、これは誤解です。実際にサバンナ(ジョージア州)で行われた有名な戦いは、それより約80年以上前、1778年のアメリカ独立戦争中に発生したものです。

サバンナの戦いとは?

サバンナの戦いは、1778年12月29日にジョージア州サバンナで行われた、アメリカ独立戦争における重要な戦闘です。イギリス軍はこの戦いでサバンナを占領し、アメリカ側(愛国者派)にとって大きな打撃となりました。

イギリス軍の「南部戦略」の始まり

当時、イギリス軍は北部での戦況が膠着していたことから、戦略の重心を南部へと移す「南部戦略」を採用しました。その第一歩として選ばれたのが、ジョージア植民地の中心都市であるサバンナでした。

イギリス軍はアーチボルド・キャンベル中佐の指揮のもと、比較的少数の守備隊しかいなかったサバンナを急襲し、わずかな損害で街を攻略することに成功しました。これにより、ジョージアは王政支配下に戻された唯一の植民地となりました。

1779年の包囲戦(第二次サバンナの戦い)

翌1779年には、アメリカ大陸軍とフランス軍が連合してサバンナ奪還を試みましたが、イギリス軍の防衛に阻まれ失敗に終わりました。この包囲戦では、ポーランド出身の英雄カジミエシュ・プワスキが戦死したことでも知られています。

まとめ

サバンナの戦いは南北戦争ではなく、1778年にアメリカ独立戦争の一環として行われた戦闘です。イギリス軍による南部戦略の出発点となったこの戦いは、その後の戦争の展開に大きな影響を与えました。歴史を学ぶ際には、どの戦争の時期に起きた出来事なのかを正確に把握することが大切です。