バンカーヒルの戦いの所要時間は約2時間
1775年6月17日、マサチューセッツ州ボストン近郊のチャールズタウン半島で行われたこの戦いは、わずか約2時間で決着しました。短時間の戦闘でありながら、アメリカ独立戦争における最初の本格的な会戦として、歴史上きわめて重要な意味を持っています。
実は「バンカーヒル」ではなかった?
興味深い事実として、一般に「バンカーヒルの戦い」と呼ばれるこの戦呼ばれるこの戦闘は、実際には隣接するブリーズ・ヒル(Breed's Hill)を主戦場として行われました。当時の作戦命令や戦闘報告の混同により、より知名度の高いバンカーヒルの名前が後世に定着したとされています。つまり、厳密には「バンカーヒルの戦い」は存在しなかったということになります。
戦いの経緯
植民地側(愛国者派)の民兵は一夜にして半島の丘に防御陣地を築き上げ、これを奪還しようとするイギリス軍が正面から攻撃を仕掛けました。イギリス軍は度重なる突撃で大きな犠牲を払いながら、ようやく陣地を占領することに成功しました。
歴史的な意義
戦術的にはイギリス軍の勝利に終わりましたが、その代償は大きく、将校を含む1,000人以上の死傷者を出しました。一方、植民地の民兵が世界最強とされたイギリス正規軍に真正面から立ち向かえることを実証し、アメリカ側に大きな自信と士気をもたらしました。この約2時間の戦いは、その後の独立戦争の展開に深い影響を与えたのです。