「1926年のリンカーン銅ペニー」は存在しない?
コインコレクターの間で話題になりやすい「1926年のリンカーン銅ペニー」。しかし結論から言うと、この呼び方に該当する硬貨は厳密には存在しません。「銅ペニー」という区分で語られること自体が、実は誤りなのです。
リンカーン・セントの歴史と材質
リンカーン1セント硬貨(リンカーン・ペニー)は、エイブラハム・リンカーン大統領生誕100周年を記念して、1909年に初めて鋳造されました。米国の流通硬貨として初めて実在の人物が肖像に採用された、歴史的にも重要なシリーズです。
そして初期のリンカーン・セントに使われていたのは、純粋な「銅」ではなくブロンズ(青銅)でした。その組成は銅約95%に、スズと亜鉛を約5%加えた合金であり、見た目は銅色でも材質としてはブロンズに分類されます。
では、1926年のリンカーン・セントの価値は?
「銅ペニー」という名称は不正確ですが、1926年に発行されたリンカーン・セント自体は確かに存在し、収集市場でも取引されています。価値は主に以下の要素で決まります。
- 保存状態(グレード):流通品は数ドル程度から取引される一方、未使用品やハイグレード品は数百ドル以上になることもあります。
- ミントマーク:フィラデルフィア造幣局(マークなし)のものは発行数が多く一般的です。デンバー(D)やサンフランシスコ(S)の刻印があるものは、希少性によってプレミアムが付く場合があります。
まとめ
「1926年のリンカーン銅ペニー」という名前の硬貨は存在せず、リンカーン・ペニーは1909年の発行開始以来、当初はブロンズ製でした。1926年リンカーン・セントの価値を調べる際は、正しい用語を理解した上で、硬貨の状態とミントマークを必ず確認しましょう。専門の鑑定機関や信頼できる価格ガイドを参考にするのがおすすめです。