北米の歴史

アメリカ南北戦争で南部は北部に勝利したのか?

答え:いいえ、南部は北部を破っていません

アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)において、南部(アメリカ連合国)が北部(合衆国)を破ることはありませんでした。最終的に戦争に勝利したのは北部、すなわち北軍(ユニオン)側です。

戦争の経緯と結末

南北戦争は、奴隷制や州の権限をめぐる南北間の深刻な対立を背景に、1861年に勃発しました。開戦当初は南部も勇戦しましたが、北部は人口・工業生産力・鉄道網などあらゆる面で圧倒的な優位にあり、戦争が長引くほど有利になっていきました。

1865年4月、ロバート・E・リー将軍率いる南軍がバージニア州のアポマトックス・コートハウスで降伏し、戦争は事実上の終結を迎えました。

南部諸州はどうなったのか

敗北した南部諸州は、合衆国(連邦)への復帰を余儀なくされました。リンカーン大統領は「分離した州は法的には連邦を離脱できなかった」という立場を採り、戦後の南部は「レコンストラクション(再建期)」と呼ばれる時代に連邦政府の管理下で再編されていきました。

つまり、南北戦争の結果としてアメリカ合衆国は分裂を免れ、奴隷制は廃止され、国家としての統一が保たれたのです。