南北戦争の始まりの地——サウスカロライナ州フォート・サムター
アメリカ南北戦争(1861年〜1865年)の最初の一発が放たれたのは、1861年4月12日、サウスカロライナ州チャールストン港に位置するフォート・サムター要塞でした。
フォート・サムターの戦いとは?
当時、南部諸州が相次いで合衆国から脱退し、アメリカ連合国(南軍)を結成する中、サムター要塞には北軍のロバート・アンダーソン少佐率いる守備隊が駐留していました。リンカーン大統領が補給物資の送付を決定したことを受け、南軍は要塞に対して砲撃を開始しました。
この砲撃は約34時間にわたって続き、最終的に北軍守備隊は要塞を明け渡すことになりました。幸い、この戦闘での死者は出ませんでしたが、これを機に両陣営の対立は決定的なものとなり、リンカーン大統領は義勇兵7万5千人の召集を宣言。ここに、アメリカ史上最も悲劇的な内戦が本格的に始まったのです。
歴史的な意義
フォート・サムターでの発砲は、奴隷制をめぐる北部と南部の深刻な対立が頂点に達した瞬間を象徴する出来事です。現在、同要塞はナショナル・モニュメントとして保存されており、多くの歴史愛好家や観光客が訪れる南北戦争ゆかりの地となっています。