南北戦争中に公民権運動の指導者はいたのか?
結論から言えば、南北戦争(1861年〜1865年)の時期には、現代のような「公民権運動」も、それを率いる「指導者」も存在していませんでした。
当時のアメリカは、奴隷制をめぐる対立が頂点に達し、北部(連邦側)と南部(南部連合側)が衝突した内戦の時代でした。この時代には奴隷制廃止を訴える動きは確かに存在しましたが、20世紀に展開されたような、法の下での平等な権利を求める公民権運動として組織化されるには、まだ至っていなかったのです。
公民権運動の中心的指導者 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
一般に「公民権運動の指導者」として広く知られているのは、1950年代から1960年代にかけて活躍したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア(Dr. Martin Luther King, Jr.)牧師です。彼は非暴力・不服従の思想を掲げ、アフリカ系アメリカ人が平等な権利を獲得できるよう、数多くの運動を主導しました。
1963年のワシントン大行進では、有名な「I Have a Dream(私には夢がある)」演説を行い、1964年にはノーベル平和賞を受賞しています。こうした彼の活動は、1964年の公民権法や1965年の投票権法といった歴史的な法律の成立へとつながり、アメリカ社会に大きな変革をもたらしました。
まとめ
南北戦争中(1861年〜1865年)に公民権運動の指導者は存在せず、公民権運動を象徴する指導者は、およそ100年後の1950年代から60年代に登場したマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師である――これが正確な答えです。