「南軍」「反乱軍」「グレー(the Grays)」——これらの言葉は、すべて同じ存在、すなわちアメリカ連合国(南部連合)を指す呼称です。アメリカ連合国は、1861年から1865年にかけて、アメリカ南北戦争の時期に存在した合衆国からの分離独立国家でした。
三つの呼び名が意味するもの
南軍(Confederates)
「南軍」は、アメリカ連合国に属する軍隊とその支持者を指す最も一般的な呼び方です。北部(合衆国側)に対して、南部諸州の陣営を意味します。
反乱軍(Rebels)
「反乱軍」は、合衆国からの脱退を「反乱」とみなす立場から用いられた呼称です。主に北部の人々や合衆国政府によって使われました。一方、南部側は自らを「独立を求める者たち」と捉えていました。
グレー(The Grays)
「グレー」は、南軍の軍服の色に由来する呼び名です。当時の南軍将兵は灰色の制服を着用していたため、こう呼ばれるようになりました。対照的に、北軍は紺色の軍服を着ていたことから「ブルー(the Blues)」と呼ばれています。
アメリカ連合国とはどのような国だったのか
アメリカ連合国は、奴隷制をめぐる南北間の深刻な対立などを背景に、1861年に合衆国から離脱した南部諸州によって樹立された国家です。首都はバージニア州リッチモンドに置かれ、ジェファーソン・デイヴィスが大統領を務めました。
しかし、4年に及ぶ激しい内戦の末、1865年に連合国は崩壊しました。この戦争では両軍合わせて約62万人の犠牲者が出たとされ、アメリカ史上最も悲惨な内戦として記録されています。
まとめ
「南軍」「反乱軍」「グレー」は、いずれも1861年から1865年まで存在したアメリカ連合国(南部連合)を表す言葉です。呼び方は異なりますが、指し示す対象は同一であり、それぞれの立場や文脈に応じて使い分けられていたのです。