北米の歴史

「TX 1845」の刻印がある25セント硬貨の価値はいくら?正体と見分け方を解説

「TX 1845」という刻印が入ったアメリカの25セント硬貨(クォーター)を見つけ、「もしかして貴重な古銭では?」と気になっている方は多いでしょう。結論から言うと、この硬貨のほとんどは2004年に発行されたテキサス州記念25セント硬貨であり、流通品であれば額面の25セント程度の価値しかありません。

「TX 1845」のクォーターの正体

1999年から2008年にかけて、米国造幣局は全50州をモチーフにした「50州記念25セント硬貨プログラム」を実施しました。テキサス州の硬貨は2004年に発行され、裏面にはテキサス州の形と星、そして「1845」の年号がデザインされています。

この「1845」は硬貨の鋳造年ではなく、テキサスがアメリカ合衆国に加盟した年を表しています。つまり、裏面に1845と刻まれていても、実際の発行年は2004年なのです。

市場での価値はどれくらい?

  • 流通品:額面の25セント(約40円)相当。大量に流通しているため希少性はほとんどありません。
  • 未使用品:状態の良いものは1ドル前後で取引されることもあります。
  • プルーフ貨幣・高グレード品:MS65以上などの高い鑑定グレードを持つものや、銀を含むプルーフ版は数ドル以上になる場合があります。

本物の1845年製クォーターとの違い

一方、本当に1845年に鋳造された「シーテッド・リバティ・クォーター」をお持ちなら話は別です。この時代のクォーターはコレクター人気が高く、保存状態によっては数十ドルから数百ドル以上の価値が付くこともあります。

見分けるポイントは次の通りです。

  • 裏面に「TEXAS」や州の形のデザインがないか確認する(あれば2004年製の記念硬貨)
  • 表面の年号表記を確認する(本物の1845年製は表面に1845と刻印されている)
  • 素材と重量を調べる(現行のクォーターは銅ニッケル合金)

偽物に注意しよう

米国で最初の25セント硬貨は1796年に鋳造されており、それ以前の日付が入ったクォーターは存在しません。明らかに不自然な年代や刻印が入った硬貨を見かけた場合は、偽造品や記念メダルの可能性が高いため注意が必要です。

価値がありそうだと感じたら、自己判断せずにコインショップやPCGS・NGCなどの専門鑑定機関に相談するのが確実です。