1775年、北米英領植民地最大の都市は「フィラデルフィア」
1775年当時、イギリス領北米植民地の中で最も大きな都市だったのは、ペンシルベニア州のフィラデルフィアです。当時の人口は約4万人に達し、2番目に大きいニューヨーク市のおよそ2倍以上という規模を誇っていました。
人口規模で他都市を圧倒
18世紀後半の北米において、4万人という人口は突出した数字でした。フィラデルフィアはデラウェア川沿いに位置し、港町として移民を受け入れながら急速に発展したため、ボストンやニューヨークといった他の主要都市との差を大きく広げていきました。
商業と政治の中心地
フィラデルフィアは単なる人口大国ではなく、商業・貿易の重要な拠点としても栄えていました。また、政治面でも極めて重要な役割を担い、ペンシルベニア議会がこの地に置かれていたほか、アメリカ独立への道を切り開いた大陸会議もここで開催されました。
こうした経済的・政治的な二つの柱を兼ね備えていたことが、フィラデルフィアを北米植民地随一の都市へと押し上げた要因といえます。後にアメリカ合衆国憲法が採択されたのもこの街であり、同市は「アメリカ建国のゆりかご」と呼ばれる由縁となっています。