「アメリカが1,000ドル紙幣を発行したのは何年のことか」という疑問を持つ方は少なくありません。実は、アメリカではかつて1,000ドル紙幣が実際に発行されており、現在も法的には有効な通貨です。しかし、一般流通用としてはすでに姿を消しています。
1,000ドル紙幣の歴史
アメリカ合衆国では、1918年に連邦準備券として初めて1,000ドル紙幣が登場しました。その後、シリーズ1934として最後の印刷が行われたのは1945年です。当時の紙幣には、元財務長官であるサモン・P・チェースの肖像が描かれていました。
高額紙幣の流通停止(1969年)
500ドル、1,000ドル、5,000ドル、10,000ドルといった高額紙幣は、日常での使用頻度が非常に低かったことから、1969年7月14日に連邦準備制度理事会によって流通から正式に引退させられました。それ以降、新たな発行は一切行われていません。
ただし、これらの高額紙幣は今でも法定通貨として有効です。現存するものは希少価値が高く、コレクターズ市場では額面を大きく上回る価格で取引されることもあります。
アメリカ史上最大の額面は10万ドル紙幣
ちなみに、アメリカで印刷されたことのある最大額面の紙幣は、1934年から1945年にかけて製造された100,000ドル金貨証書です。ウッドロウ・ウィルソン元大統領の肖像が描かれたこの紙幣は、一般向けに発行されたものではなく、連邦準備銀行間の大口資金移動にのみ使用された特殊なものでした。
そのため、一般の人々が実際に手にできた史上最大の額面は、10,000ドル紙幣ということになります。
まとめ
1,000ドル紙幣は1945年を最後に印刷が終了し、1969年に流通停止となりました。現在アメリカで発行されている最高額面の紙幣は100ドル札です。キャッシュレス化が加速する現代において、高額紙幣が復活する可能性は極めて低いといえるでしょう。