北米の歴史

カリフォルニアはいつから準州になったのか?実は「準州になったことはない」

カリフォルニアは準州になったことがない

意外に思われるかもしれませんが、カリフォルニアはアメリカの歴史において、一度も「準州(テリトリー)」としての地位を持ったことがありません。

通常、アメリカが新たに獲得した土地は、まず準州として組織され、一定期間の移行期を経て州に昇格するのが一般的な流れでした。しかし、カリフォルニアはこのプロセスを飛ばして、いきなり州として連邦に加わっています。

米墨戦争とメキシコからの割譲

1846年から1848年にかけての米墨戦争の結果、1848年に締結されたグアダルーペ・イダルゴ条約により、カリフォルニアはメキシコからアメリカ合衆国へ割譲されました。これにより、カリフォルニアはアメリカの管理下に入ることになります。

ゴールドラッシュが州昇格を加速させた

カリフォルニアが準州の段階を飛ばした最大の要因は、1848年に発見された金鉱と、それに続く「ゴールドラッシュ」です。1849年以降、一攫千金を求める人々が国内外から殺到し、人口が爆発的に増加しました。

急増する移民を管理し、秩序ある統治を維持するためには、準州としての暫定的な段階を置く余裕がなく、早急に州としての体制を整える必要がありました。

1850年、第31番目の州として誕生

こうした背景の中、カリフォルニアは1850年9月9日、連邦第31番目の州として正式に合衆国へ加盟しました。アメリカがこの地を獲得してからわずか2年での州昇格であり、当時としては異例のスピードでした。