北米の歴史

ニューハンプシャー州にはかつて奴隷制度が存在したのか?その実態を解説

結論から言えば、はい。ニューハンプシャー州にも奴隷制度は存在していました。ただし、南部諸州や他の北部州と比べると、その規模はごく限られたものでした。

ニューハンプシャー州の奴隷制度の規模

記録によると、1860年の時点でニューハンプシャー州には公式に認められた奴隷が18人いたとされています。この数字は、当時のアメリカ合衆国全体で見ると非常に小さなものであり、大規模なプランテーション経済が発達した南部諸州とは対照的です。

なぜニューハンプシャー州では奴隷が少なかったのか?

ニューハンプシャー州の経済は、小規模農業、漁業、林業、商業などが中心であり、大量の労働力を必要とするプランテーション農業には依存していませんでした。このような経済構造が、同州における奴隷人口の少なさにつながったと考えられています。

奴隷制度廃止への動き

ニューイングランド地方では独立戦争期から奴隷制度への批判が高まり、ニューハンプシャー州でも段階的な廃止の流れが進みました。しかし、制度的な廃止後も一部の記録上の奴隷が残っていた時期があり、奴隷制度の終焉は一朝一夕に実現したものではありませんでした。

まとめ

ニューハンプシャー州は奴隷制度を持たなかった「自由州」として知られることが多いものの、実際には少数ながら奴隷が存在していた歴史があります。1860年時点で18人の公式な奴隷が確認されており、これは同州の奴隷制度が他州に比べてはるかに小規模だったことを示しています。