シカゴはキャトルドライブそのものには重要ではなかった
まず押さえておきたいのは、シカゴはキャトルドライブ(牛の大道り)そのものには直接関わっていなかったという点です。
キャトルドライブとは、テキサス州の牧場で育てられた牛の群れを、カンザス州の鉄道輸送拠点まで陸路で移動させる輸送手段のことを指します。この長距離の移動そのものに、シカゴは一切関与していません。
シカゴが果たした役割
では、なぜシカゴがこの話題に登場するのでしょうか。それはシカゴがアメリカ有数の食肉加工(ミートパッキング)の中心地だったからです。
カンザスの鉄道拠点から列車に積まれた牛の多くは、やがてシカゴの畜産市場や食肉加工場へと送られました。つまりシカゴは、キャトルドライブで運ばれた牛から生産される牛肉の主要な仕向け地(終着点)だったのです。
まとめると、キャトルドライブの経路や目的の中にシカゴは含まれていませんが、牛肉が消費地へ届くまでの流れにおいて、シカゴは欠かせない存在だったといえます。