アメリカ合衆国最初の成文憲法である「連合規約(Articles of Confederation)」は、13州すべての批准を経て、1781年3月1日に正式に発効しました。この事実は歴史的にも正確な記録として残されています。
連合規約とは何か
連合規約は、独立戦争真っ只中の1777年に大陸会議で起草され、各州の批准に付託された、アメリカ最初の統治の枠組みです。公式文書に「The United States of America(アメリカ合衆国)」という国名が初めて用いられたことでも知られています。
発効までの道のり
規約の発効には13州すべての同意が必要でしたが、西部土地の帰属問題などをめぐる州間の対立から、批准の進進捗は遅れました。最後まで批准を見送っていたメリーランド州が1781年2月2日にようやく賛同し、ここで全州の批准が完了します。そして翌月の3月1日、連合規約は正式に発効しました。
連合規約の限界とその後
連合規約に基づく中央政府は、課税権や通商規制の権限を持たないなど、その権限が極めて弱いものでした。この脆さが Shays' Rebellion(シェイズの反乱)などの混乱を招いたこともあり、1787年のフィラデルフィア制憲議会で新たな憲法が策定されます。1789年には現在のアメリカ合衆国憲法が発効し、連合規約はわずか8年ほどの歴史に幕を下ろしました。
それでも、連合規約は独立直後の13州を一つの国家として結び付けた重要な第一歩であり、後の合衆国憲法の基礎を築いた歴史的文書として評価されています。