結論:どちらの陣営も完全な戦争準備はできていなかった
これは「嘘」です。南北戦争(1861年〜1865年)が勃発した時点で、北軍(連邦側)と南軍(南部連合側)のどちらも、本格的な戦争に必要な準備を十分に整えていたわけではありませんでした。
両陣営が直面した共通の課題
開戦当初、双方とも物資・装備・訓練された兵員が深刻に不足していました。当時のアメリカ正規軍はわずか約1万6千人程度しかなく、戦争が拡大するにつれ、両陣営は志願兵を急ピッチで募集し、一から訓練し直す必要に迫られました。
北軍の強み
北軍には約2,200万人という圧倒的に多い人口と、北部に集中した工業基盤という大きな利点がありました。このため、武器弾薬や軍需物資を長期間にわたって大量生産し続けることが可能でした。
南軍の強み
一方の南軍には、自国の土地で防御的に戦えるという地の利がありました。さらに、ウェストポイント出身の将校を中心に、経験豊富な軍指導者を数多く擁していたことも強みでした。
まとめ
つまり「両者が戦争の準備をしていた」というのは誤りです。実際には、両陣営とも不足と混乱の中で戦争に突入しており、それぞれが持つ強み――北軍の物的資源、南軍の地の利と指揮官層――が、長期化する戦争の行方を左右することになったのです。