結論からお伝えすると、1820年製のバッファローニッケルは存在しません。もしお手元に「1820年」という年号が刻印されたニッケル硬貨があるなら、それは誤った情報か、まったく別の種類の硬貨である可能性が高いです。
バッファローニッケルが発行されたのは1913年以降
バッファローニッケル(正式名称:インディアンヘッド・ニッケル、5セント白銅貨)は、1913年に初めて鋳造され、1938年まで生産されたアメリカ合衆国の硬貨です。
デザインは彫刻家ジェームズ・アール・フレイザー(James Earle Fraser)によるもので、表面にはネイティブ・アメリカンの肖像、裏面にはアメリカバイソン(バッファロー)が描かれています。この意匠から「バッファローニッケル」という愛称で広く親しまれてきました。
つまり、発行開始が1913年である以上、それより約100年前の1820年にバッファローニッケルが存在することはあり得ないのです。
「1820年の硬貨」の正体は?
1820年という年号を持つアメリカの古銭としては、以下のようなものが考えられます。
- キャップト・バスト・ハーフダラー(50セント銀貨)
- ラージセント(1セント銅貨)
- キャップト・バスト・クォーター(25セント銀貨)
これらの硬貨は現在でもコレクター市場で活発に取引されており、保存状態や希少性によっては高額で評価されることがあります。お手持ちの硬貨の正確な鑑定をご希望の場合は、PCGSやNGCといった専門のグレーディングサービスの利用をおすすめします。
バッファローニッケルの価値相場
せっかくなので、バッファローニッケル自体の価値についてもご紹介しましょう。一般的な流通品であれば数十円〜数百円程度の評価が多いものの、以下のような条件に当てはまると高額になる可能性があります。
- 1913-S タイプ2:数百万円規模の評価になることもある超レア品
- 1926-S:発行枚数が非常に少なく、状態次第で数十万円以上
- 未使用品・高グレード品:保存状態が良いほど価値が上昇
- エラー品:打ち間違いなどのミスがあるとプレミアムが付く
まとめ
1820年バッファローニッケルは存在しないため、その価値を査定する必要はありません。バッファローニッケルは1913年〜1938年にかけて鋳造された硬貨であり、「1820年」の表記がある場合は別の硬貨か、偽造品の可能性があります。まずは硬貨の種類を正しく特定することが、適切な価値評価への第一歩となるでしょう。