1940年代は、世界恐慌の余韻と第二次世界大戦という未曾有の危機に見舞われた激動の時代でした。そんな時代をリードし、歴史の転換点となった出来事を主導した人物たちを紹介します。
1. フランクリン・D・ルーズベルト(Franklin D. Roosevelt)
大恐慌から第二次世界大戦の大部分にかけてアメリカ大統領を務めた指導者です。ルーズベルトは、建国以来最悪ともいえる経済危機と、国家の命運をかけた軍事衝突という二つの試練を巧みに切り抜けました。ニューディール政策をはじめとする数々の社会プログラムを確立し、何百万人ものアメリカ人の生活向上に貢献しました。
2. ハリー・S・トルーマン(Harry S. Truman)
ルーズベルト政権下で副大統領を務め、1945年のルーズベルト急逝を受けて大統領に就任しました。第二次世界大戦の終結を見届けると同時に、冷戦の幕開けにも対応することになります。退役軍人を支援する「GI法」や、ヨーロッパ復興を支えた「マーシャル・プラン」など、後世に影響を与える重要な政策を数多く打ち出しました。
3. ドワイト・D・アイゼンハワー(Dwight D. Eisenhower)
第二次世界大戦中、連合国遠征軍最高司令官としてヨーロッパ戦線全体を指揮しました。ノルマンディー上陸作戦を成功させるなど、1945年の対ドイツ勝利を導いた立役者です。戦後は軍服を脱ぎ、第34代アメリカ大統領として平和な時代のアメリカを牽引しました。
4. ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)
太平洋戦線で連合軍を率い、日本との戦いを勝利に導いたアメリカ陸軍大将です。戦後は連合国軍最高司令官(GHQ総司令官)として日本の占領統治を担い、戦後日本の民主化と復興に多大な影響を及ぼしました。
5. ジョージ・パットン(George Patton)
アメリカ第三軍を指揮し、北アフリカからヨーロッパへと進撃した陸軍大将です。機動力を重視した大胆な戦術と、攻撃的で個性豊かな指導スタイルで知られ、部隊の士気を高める名演説でも有名でした。
6. バーナード・モントゴメリー(Bernard Montgomery)
イギリス陸軍元帥。エル・アラメインの戦いでイギリス第八軍を勝利に導き、北アフリカ戦線の趨勢を決定づけました。ノルマンディー上陸作戦においても地上部隊の指揮を執るなど、欧州解放の鍵となる役割を果たしています。
7. ウィンストン・チャーチル(Winston Churchill)
第二次世界大戦中のイギリス首相です。卓越した弁舌で国民を鼓舞し、空襲や敗北の報せが続いた最も暗い時期にイギリスを指導しました。その雄弁さと不屈の精神は、今なおイギリスの抵抗の象徴として語り継がれています。
8. ヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)
ソビエト連邦の最高指導者です。独ソ戦では圧倒的な犠牲を払いながらもドイツを打ち破り、連合国の勝利に決定的な貢献を果たしました。一方で、強権的な共産主義体制を築き上げ、その影響は戦後数十年にわたって続きました。
9. アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)
ナチス・ドイツの総統です。1939年のポーランド侵攻によって第二次世界大戦を引き起こし、ホロコーストをはじめとする虐殺により数百万人もの命を奪いました。20世紀最大の悲劇の中心にいた人物として、歴史に深い教訓を残しています。
10. 昭和天皇(裕仁 / Hirohito)
第二次世界大戦期における日本の国家元首です。天皇として日本の権威と国民の統一の象徴であり続けました。戦後は象徴天皇制のもとで日本の復興と国際社会への復帰を見守り、その長い在位期間は「昭和」という時代として日本の歴史に大きな足跡を刻みました。