1940年に発行されたジェファーソン・ニッケル(5セント白銅貨)は、状態(グレード)によって評価額が大きく変わることで知られるコインです。ここでは、PCGSプライスガイド(2017年9月版)に基づくグレード別の参考価格をご紹介します。
1940年ニッケルのグレード別価値一覧
- Good(グッド/G):54ドル
- Fine(ファイン/F):969ドル
- Very Fine(ベリーファイン/VF):2,674ドル
- Extra Fine(エクストラファイン/XF):5,152ドル
- About Uncirculated 58(AU58):9,516ドル
- MS60:15,588ドル
- MS61:22,262ドル
- MS62:27,450ドル
- MS63:31,176ドル
- MS64:54,900ドル
- MS65:132,357ドル(PCGSプライスガイド、2017年9月)
このように、未使用に近い高グレードの個体ほど価値が急激に上昇します。特にミントステート(MS)クラスの美品は希少性が高く、高額なプレミアムが付く傾向があります。
素材と鋳造局
1940年ジェファーソン・ニッケルは、銅75%・ニッケル25%からなる白銅(カップロニッケル)製です。一般流通用の通常打ち硬貨の大部分は、フィラデルフィア造幣局とデンバー造幣局で鋳造されました。
第二次世界大戦と「戦時ニッケル」への変更
第二次世界大戦の開戦に伴いニッケル地金が不足したため、デンバー造幣局とサンフランシスコ造幣局では、1942年半ば以降、組成を変更した通称「戦時ニッケル(Wartime Nickels)」の製造が開始されました。この硬貨は銅56%・銀35%・マンガン9%で構成されており、この特別な仕様は終戦後の1946年まで継続されました。なお、戦時ニッケルは表面に大型の造幣局マークが刻まれている点が大きな特徴です。