北米の歴史

南軍が降伏したのはいつ?アポマトックス・コートハウスの降伏と南北戦争の終結

アメリカ南北戦争における南軍(アメリカ連合国軍)の降伏は、1865年4月9日に行われました。降伏の場所はバージニア州のアポマトックス・コートハウス(Appomattox Court House)で、ここで行われた戦闘は「アポマトックス・コートハウスの戦い」と呼ばれています。

ロバート・E・リー将軍の降伏

この日、南軍の総司令官であるロバート・E・リー(Robert E. Lee)将軍は、包囲され補給も尽きた状況の中で、北軍のユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)将軍に対して降伏を申し入れました。リー将軍率いる北バージニア軍はすでに疲弊しきっており、これ以上の抵抗は兵士たちの犠牲を増やすだけだと判断したのです。

降伏の経緯と寛大な条件

降伏交渉はアポマトックス・コートハウスのウィルマー・マクリーン邸で行われました。グラント将軍は敗者に対して驚くほど寛大な条件を提示しました。

  • 南軍の将兵は即時に釈放され、帰郷が許された
  • 馬やラバを所有している兵士は、農作業のためにそれらを持ち帰ることを許可された
  • 将校は個人の武器や私物を保持することを認められた
  • 捕虜として収監されることはなかった

この寛容な対応は、敗れた南軍の兵士たちが再び平和な市民生活へ戻り、国家の和解と復興を促す上で重要な意味を持ったとされています。

南北戦争の事実上の終結

リー将軍の降伏により、南北戦争は事実上終結しました。ただし、他の地域では一部の南軍部隊がその後も活動を続けており、ノースカロライナ州ではジョセフ・E・ジョンストン将軍が4月26日に降伏するなど、最後の南軍部隊の降伏は同年6月まで及んでいます。

しかし、最大かつ最有力の南軍主力であるリー将軍の軍隊が降伏したことは決定的な出来事であり、一般にこの日をもって南北戦争の終わりとされています。約4年にわたる内戦はこうして幕を下ろし、アメリカは再統一への道を歩み始めることとなりました。