1860年時点において、アメリカ合衆国の奴隷人口が圧倒的に多かったのは南部でした。
1860年に実施された米国国勢調査によると、当時の合衆国全体には約395万人の奴隷が存在していました。そのうち約330万人が南部に居住しており、一方、北部の奴隷人口は約65万人にとどまっていました。
奴隷人口が特に多かった州
個別の州として奴隷人口が多かったのは、バージニア州、ミシシッピ州、アラバマ州、ジョージア州です。これらの州では綿花などを中心とするプランテーション農業が盛んであり、その経済は奴隷労働に深く依存していました。
このような南北間の奴隷制をめぐる格差と対立は、やがて北部(自由州)と南部(奴隷州)の緊張を高め、南北戦争(1861〜1865年)勃発の重要な背景の一つとなりました。