北米の歴史

1943年製バッファローニッケルの価値は?実は存在しない理由と関連コインの価値を徹底解説

1943年製のバッファローニッケルは存在しない

結論からお伝えすると、1943年に鋳造されたバッファローニッケルは存在しません。「1943年のバッファローニッケルを持っている」という場合は、別のコインである可能性が非常に高いです。

バッファローニッケル(Buffalo Nickel)は、別名「インディアンヘッド・ニッケル」とも呼ばれる5セント硬貨で、1913年から1938年までの期間のみアメリカ合衆国で鋳造されました。表面にはネイティブアメリカンの肖像、裏面にはバイソン(バッファロー)が描かれており、アメリカの収集家の間でも人気の高いコインです。

1943年に発行されていた5セント硬貨は何か?

1943年当時、アメリカで流通していた5セント硬貨はジェファーソン・ニッケルです。1938年から鋳造が始まったこのコインは、現在も発行が続く現行デザインの原型となっています。

さらに注目すべき点として、第二次世界大戦中の1942年〜1945年には、金属ニッケルが軍需に優先されたため、銀35%を含む「戦時ニッケル(War Nickel)」が製造されました。1943年の5セント硬貨をお持ちの場合、それはジェファーソン・ニッケルであり、戦時ニッケルであれば銀の含有量ゆえに額面を大きく上回る価値が付くことがあります。

バッファローニッケルの価値を左右するポイント

お手持ちのコインがバッファローニッケルであるなら、その価値は発行年・ミントマーク(造幣局マーク)・保存状態の3つの要素によって大きく変動します。特に希少価値が高いとされる主な種類は以下の通りです。

  • 1913-S タイプ2:初期の希少年銘
  • 1918/7-D オーバーデート:刻印の打ち直しエラー
  • 1926-S:発行数が少なく人気の高い年銘
  • 1937-D スリーレッグド・バッファロー:バイソンの脚が3本に見える有名なエラー品

一般的な状態のバッファローニッケルでも数百円程度の価値がありますが、上記のようなレア品や美しい保存状態のコインであれば、数万円〜数十万円以上で取引されるケースもあります。

正確な価値を知るために

まずはコインの発行年とミントマーク(裏面下部のDやSなどの記号)を確認しましょう。そのうえで、信頼できるコインショップや鑑定機関(PCGSやNGCなど)に査定を依頼するのが確実です。誤った情報をもとに安値で売却してしまう前に、専門家の意見を仰ぐことをおすすめします。