小作(シェアクロッピング)が正確に何年に始まったのかは、はっきりとは分かっていません。しかし、この制度は南北戦争(1861年〜1865年)後のアメリカ合衆国南部で、一つの農業システムとして確立したことが知られています。
南北戦争後に誕生した小作制度
1865年に南北戦争が終結すると、南部では大規模なプランテーションを経営していた土地所有者が、労働力を失うという深刻な問題に直面しました。同時に、解放された元奴隷たちも、土地も資金も持たないまま生活の糧を得る必要がありました。
こうした状況の中で生まれたのが小作制度です。地主が土地・道具・種などを提供し、小作人が耕作を行い、収穫物の一部(多くの場合、半分)を地代として地主に支払うという仕組みでした。
再建期に急速に拡大
「再建期(レコンストラクション)」と呼ばれる1865年から1877年頃の時期に、小作制度は南部全域へと急速に広まりました。特に綿花栽培において主要な労働形態となり、その後20世紀半ばまで長く続くことになります。
まとめ
小作制度の厳密な開始年は特定できませんが、南北戦争終結直後の1860年代後半から1870年代にかけて、アメリカ南部で本格的に定着したと考えられています。