北米の歴史

南北戦争はどこで始まり、どこで終わったのか?開戦と終戦の舞台を解説

アメリカの歴史における最大の転換点の一つである南北戦争(1861年〜1865年)。この4年間に及ぶ内戦は、どこで始まり、どこで終わったのでしょうか。開戦と終戦それぞれの舞台となった場所とその経緯を詳しく見ていきます。

南北戦争はどこで始まったのか?

南北戦争の発端となったのは、1861年4月12日にサウスカロライナ州チャールストン沖で起こった「サムター要塞の戦い」です。

当時、連邦からの脱退を宣言した南部諸州によって結成された南軍は、P・G・T・ボーリガード将軍の指揮の下、連邦政府が管理するサムター要塞への攻撃を開始しました。34時間に及ぶ激しい砲撃の末、北軍のロバート・アンダーソン少佐率いる守備隊はついに降伏し、要塞は南軍の手に落ちました。

この砲撃はアメリカ全土に衝撃を与え、リンカーン大統ーン大統領が鎮圧のための兵員動員を宣言したことで、北部と南部の対立はもはや避けられないものとなり、内戦が本格的に始まりました。

南北戦争はどこで終わったのか?

一方、南北戦争の終結の地となったのは、バージニア州にあるアポマトックス・コートハウスです。

1865年4月9日、追い詰められた南軍のロバート・E・リー将軍は、北軍のユリシーズ・S・グラント将軍に対して降伏を申し入れました。グラント将軍は寛大な条件でこれを受け入れ、両軍の将校たちは互いに敬意を払って別れたと伝えられています。

リー将軍の降伏からほどなくして南部連合(アメリカ連合国)は崩壊し、ここに4年間に及んだ南北戦争は事実上の幕を閉じました。この戦争の終結により奴隷制の廃止へと道が開かれ、アメリカは再統一への歩みを進めることとなりました。