北米の歴史

1840年代・1850年代にアメリカへ渡った移民と、1870年代以降に到着した移民の違いとは?

1840年代から1850年代にかけてアメリカ合衆国に到着した移民の大多数は、主にアイルランドとドイツ出身でした。彼らは後に「旧移民」と呼ばれ、北西ヨーロッパを中心とした出身者たちでした。

一方、1870年代以降に到着し始めた移民は、主に南欧および東欧からやって来ました。具体的には、イタリア、ポーランド、ロシア、オーストリア=ハンガリー帝国などの国々がその代表例です。この層は「新移民」と呼ばれ、20世紀初頭にかけて移民の主流となっていきました。

出身地域の変化がもたらした影響

この出身国の変化は、アメリカ合衆国への移民構成における重大な人口動態の転換点を示すものでした。言語、宗教、文化が大きく異なる新しい移民の流入は、アメリカ社会の多様性を一気に広げるとともに、都市の発展や労働市場にも深い影響を及ぼしました。