カナダを代表するシンボル「メープルリーフ(楓の葉)」は、1965年2月15日、カナダ連邦議会の法律によって正式に国家の象徴として制定されました。この日は現在「カナダ国旗記念日」として知られており、毎年カナダ全土で祝われています。
ただし、メープルリーフがカナダのシンボルとなったのは、この時が初めてではありません。それ以前から長い年月にわたり、非公式ながらカナダを象徴する意匠として人々に親しまれてきました。
歴史の中で育まれたカナダの象徴
メープルリーフが初めて公式の場に登場したのは1860年代のことです。当時発行されたカナダのコインにその姿が刻まれました。さらに1868年から1965年にかけては、カナダの旗にも用いられ、国民の間で愛されるデザインとして徐々に定着していきました。
1965年の正式制定により、赤と白を基調とし、中央に赤いメープルリーフをあしらった現在の国旗が採用されました。このデザインは、カナダの豊かな自然美、そして国が歩んできた悠久の歴史と遺産を表すものとして、今日まで国内外に広く認識されています。