北米の歴史

アパラチア山脈とロッキー山脈、どちらが古い?約4億年の差を解説

結論から言うと、アパラチア山脈の方がロッキー山脈よりもはるかに古い山脈です。両者の形成時期には、実に4億年近い差があります。

アパラチア山脈:約4億8000万年前に形成

アパラチア山脈は、およそ4億8000万年前に形成が始まった非常に古い山脈です。これは古生代オルドビス紀にあたり、大陸同士の衝突による造山運動で隆起しました。タコニック造山運動、アカディアン造山運動、アレゲーニー造山運動といった一連の地殻変動を経て、北米大陸の東部に沿って発達したと考えられています。

ロッキー山脈:約8000万年前に形成

一方、ロッキー山脈は約8000万年前、白亜紀後期に始まった「ララミー造山運動」によって形成された、比較的新しい山脈です。カナダからアメリカ合衆国を経てメキシコ北部まで、南北約4800kmにわたって連なる北米最大級の山系として知られています。

なぜアパラチア山脈は低く穏やかなのか

形成から長い歳月が経っているため、アパラチア山脈は風化や浸食を繰り返し、現在ではなだらかな丘陵状の地形となっています。かつてはヒマラヤ山脈に匹敵する高さがあったという説もあります。対照的に、歴史の浅いロッキー山脈は、険しく切り立った高峰が特徴的です。

このように、山脈の高さや起伏の違いの背景には、それぞれの形成年代の差が大きく関わっているのです。