北米の歴史

1778年のアメリカ大統領は誰だったのか?答えと歴史的背景を解説

1778年のアメリカに大統領は存在しなかった

結論から言うと、1778年の時点で、アメリカ合衆国には大統領は存在しませんでした。この年は、アメリカ独立戦争(1775年〜1783年)の真っ只中であり、1776年の独立宣言から間もない、国家としての体制がまだ確立していない時期でした。

なぜ大統領がいなかったのか?

現在のような大統領制の基礎となった「連合規約(Articles of Confederation)」は、アメリカ最初の連邦政府の枠組みを定めた文書ですが、全州による批准が完了したのは1781年になってからです。つまり、1778年当時の13の州は、強力な中央政府を持たない緩やかな同盟状態にあり、行政の最高責任者としての大統領という役職自体がまだ存在していなかったのです。

初代大統領ジョージ・ワシントンの就任

アメリカ合衆国の初代大統領であるジョージ・ワシントンが就任したのは、さらに後の1789年のことです。現在のアメリカ合衆国憲法が制定・発効した後に選出され、彼の就任によって今日まで続く大統領制が本格的に始まりました。

補足:「議長」という役職との違い

なお、連合規約の下では大陸会議の「議長(President of the Continental Congress)」という役職が存在し、ジョン・ハンソンらが務めましたが、これは行政権を持つ現代の大統領とはまったく異なる、儀礼的かつ議事的な役割にすぎません。「初代大統領はジョン・ハンソンだ」という説が流布することがありますが、一般的な歴史認識では初代大統領はワシントンとされています。

まとめ:時系列で見るアメリカ初期の歴史

1778年にアメリカの大統領は不在でした。流れを整理すると以下の通りです。

  • 1776年: 13植民地がイギリスからの独立を宣言
  • 1778年: 大統領はまだ存在しない(独立戦争の最中)
  • 1781年: 連合規約が批准され、最初の連邦政府が発足
  • 1789年: ジョージ・ワシントンが初代大統領に就任