テネシー州に単一の「創設者」は存在しない
テネシー州には、特定の一人の創設者はいません。多くの州と同様に、テネシーは開拓者、政治家、先住民、そして数世代にわたる入植者たちの努力によって形作られた土地だからです。
ノースカロライナの一部としての出発
テネシー地域は当初、ノースカロライナ州の一部として扱われていました。アメリカ独立戦争後、この地域への入植が進みましたが、1784年には一時的に独立国家「フランクリン州(State of Franklin)」の設立が試みられるなど、独自の自治を求める動きも見られました。しかし、この試みは数年で頓挫しています。
「南西準州」の時代
1790年、この地域は連邦政府の管理下に置かれ、「南西準州(Southwest Territory)」として正式に組織されました。初代準州知事にはウィリアム・ブラウント(William Blount)が就任し、彼は後年「テネシー州の父」と呼ばれることもあります。ブラウントは準州の行政基盤を整え、州へ昇格する道筋をつけた重要人物です。
1796年6月1日、「ボランティア州」が誕生
そして1796年6月1日、テネシーはアメリカ合衆国16番目の州として正式に連邦加盟が認められました。「ボランティア州(The Volunteer State)」という愛称は、1812年の米英戦争や1846年の米墨戦争において、テネシー出身者が多数志願兵として従軍したことに由来すると言われています。
まとめ
テネシー州は一人の人物が築いた州ではなく、ノースカロライナの一部から南西準州を経て、1796年に州へと昇格を果たした歴史を持っています。もし「創設者」と呼べる人物を挙げるなら、初代準州知事ウィリアム・ブラウントが最も近い存在だと言えるでしょう。