答え:レイフ・エリクソン
現在のカナダ、ニューファンドランド島の北東端にあたる「ヴィンランド(Vinland)」で冬を過ごしたのは、ノース人(ヴァイキング)の探検家レイフ・エリクソン(Leif Erikson、推定970年頃~1020年頃)です。
レイフ・エリクソンとはどのような人物か
レイフ・エリクソンは、グリーンランドに入植した赤毛のエイリーク(Erik the Red)の息子として知られるノース人の探検家です。一般に、ヨーロッパ人として初めて北アメリカ大陸に足を踏み入れた人物とされており、その上陸地が現在のカナダ・ニューファンドランド島周辺にあたります。彼はこの新たな土地を「ヴィンランド」と名付けました。
コロンブスより約500年前の偉業
クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到達したとされる1492年の約500年前、西暦1000年前後の時点で、レイフ・エリクソンはすでに北大西洋を渡り北米の地に達していました。彼の航海については『グリーンランド人のサガ』や『エイリークのサガ』といった古ノルド語の文献に記録されています。
考古学的な裏付け
伝説と思われがちなヴィンランドの物語ですが、1960年代にニューファンドランド島最北端のランス・オ・メドー(L'Anse aux Meadows)からノース人時代の遺跡が発見され、その実在性が考古学的にも裏付けられました。同遺跡は北米における唯一のヴァイキング定住跡として、1978年にユネスコの世界遺産に登録されています。