「北東部にはイギリスの植民地が8つあった」という説がありますが、これは正しくありません。歴史的な事実として、北米東海岸に存在したイギリスの植民地は合計13であり、そのうち北東部(ニューイングランド地方とニューヨーク周辺)に位置していたのはわずか5つでした。
アメリカ独立前の13植民地とは?
18世紀の北米東海岸には、イギリスによって建設された13の植民地が存在していました。これらは後にアメリカ合衆国の最初の13州となり、1776年の独立宣言の基盤となりました。13植民地は、地理的な特徴から大きく3つの地域に分けられます。
北部(ニューイングランド地方)
- ニューハンプシャー植民地
- マサチューセッツ湾植民地
- ロードアイランド植民地
- コネチカット植民地
中部植民地
- ニューヨーク植民地
- ニュージャージー植民地
- ペンシルベニア植民地
- デラウェア植民地
南部植民地
- メリーランド植民地
- バージニア植民地
- ノースカロライナ植民地
- サウスカロライナ植民地
- ジョージア植民地
北東部の植民地は5つ
一般的に「北東部」とされる範囲に当てはまるのは、ニューイングランド地方の4植民地と、そこに隣接するニューヨーク植民地を加えた5つです。これらの地域は寒冷な気候と岩がちな土地のため大規模なプランテーション農業には向かず、漁業、造船業、交易などを中心とした経済が発展しました。
まとめ
北東部のイギリス植民地の数が8つだったという記述は誤りです。正しくは、全13植民地のうち北東部にあったのは5つというのが歴史的事実です。アメリカ建国の基礎となったこの時代を学ぶ際には、13植民地の地理的区分を正確に理解しておくことが重要です。