ルイジアナ買収とは?
1803年、トーマス・ジェファソン大統領率いるアメリカ合衆国は、フランスのナポレオン政権からミシシッピ川以西の広大な領土を約1,500万ドルで購入しました。これが歴史に名高い「ルイジアナ買収」です。この取引によって合衆国の国土はほぼ2倍に拡大し、その後の西部開拓時代への道が開かれました。
当時のルイジアナ準州は、現在の複数の州にまたがる非常に広い範囲を含んでいました。ここでは、この買収によって得られた土地から後に成立した州を紹介します。
ルイジアナ買収の土地から生まれた15の州
- アーカンソー州 – 1836年に州昇格
- コロラド州 – 1876年に州昇格(一部は買収地域外)
- アイオワ州 – 1846年に州昇格
- カンザス州 – 1861年に州昇格
- ルイジアナ州 – 1812年に州昇格(買収の中心地)
- ミネソタ州 – 1858年に州昇格(一部は買収地域外)
- ミズーリ州 – 1821年に州昇格
- モンタナ州 – 1889年に州昇格(一部は買収地域外)
- ネブラスカ州 – 1867年に州昇格
- ニューメキシコ州 – 1912年に州昇格(一部は買収地域外)
- ノースダコタ州 – 1889年に州昇格
- オクラホマ州 – 1907年に州昇格
- サウスダコタ州 – 1889年に州昇格
- テキサス州 – 1845年に州昇格(境界線の確定に際して買収地域が関与)
- ワイオミング州 – 1890年に州昇格(一部は買収地域外)
知っておきたい補足ポイント
上記の15州すべてが完全にルイジアナ買収の領域内にあるわけではありません。コロラド州、ワイオミング州、モンタナ州などは、買収地域とそれ以外の領土(テキサス併合やメキシコ割譲地など)の両方を含んでいます。しかし、これらの州の成立にはいずれもルイジアナ買収で得た土地が大きく関わっています。
また、ルイジアナ買収の領域の一部は、現在カナダに属するアルバータ州やサスカチュワン州の南部にも及んでいたとされています。約828,000平方マイル(約214万平方キロメートル)というこの巨大な土地取得は、1英亩あたりわずか数セントという破格の価格であり、アメリカ史上最大級の領土拡大となりました。