カナダ赤十字社(Canadian Red Cross)を設立したのは、レディ・アバディーン(Lady Aberdeen)です。彼女は当時のカナダ総督である第7代アバディーン伯爵ジョン・ゴードンの夫人で、1896年にカナダ赤十字社を創設しました。
設立者レディ・アバディーンとは
レディ・アバディーンの本名はイシュベル・ゴードン(Ishbel Gordon)。スコットランド出身の貴族女性であり、夫が1893年から1898年までカナダ総督を務めた際に、彼女もまたカナダ社会に大きな足跡を残すことになりました。
彼女は単に総督夫人としての役割にとどまらず、社会福祉や女性の地位向上に強い関心を持つ活動家でした。その情熱は、カナダ赤十字社の設立にも色濃く反映されています。
1896年、カナダ赤十字社の誕生
19世紀末のカナダでは、戦争や災害時に傷病者を救護する組織的な仕組みが求められていました。レディ・アバディーンは国際赤十字運動の理念に共感し、1896年にカナダにおける赤十字活動の基盤となる組織を立ち上げました。
この設立により、カナダは国際的な人道支援ネットワークの一員となり、その後の災害救援や医療支援活動へと発展していきました。
レディ・アバディーンのその他の功績
レディ・アバディーンの貢献は赤十字にとどまりません。彼女は以下のような活動でも知られています。
- カナダ女性評議会(National Council of Women of Canada)の設立(1893年)
- ヴィクトリア看護奉仕団(Victorian Order of Nurses)の創設(1897年)
これらの活動を通じて、彼女はカナダの社会福祉制度の発展に多大な影響を与え、「カナダ社会改革の先駆者」として高く評価されています。
まとめ
カナダ赤十字社の設立者は、カナダ総督夫人であったレディ・アバディーンです。1896年の設立以来、同組織は災害救援や保健医療分野で重要な役割を果たし続けており、その原点には一人の女性の人道への熱い思いがありました。