北米の歴史

デラウェア州の名前の由来とは?その歴史をわかりやすく解説

デラウェア州の名前の由来

アメリカ合衆国東部に位置するデラウェア州。その州名の由来は、17世紀初頭のイギリス植民地時代にさかのぼります。

「デラウェア」という名前は、バージニア植民地の初代総督を務めたイギリスの貴族、トマス・ウェスト(第3代デ・ラ・ウォー男爵)にちなんで付けられたものです。

1610年、アーガル船長による命名

1610年、イギリスの探検家であるサミュエル・アーガル船長が、現在のデラウェア湾を探索しました。彼は、当時バージニア植民地の総督であったデ・ラ・ウォー卿に敬意を表し、この湾を「デ・ラ・ウォー湾」と名付けたのです。

これが「デラウェア」という地名の最初の使用例とされています。

湾から川、そして植民地へと広がった名前

その後、「デラウェア」という名前は湾にとどまらず、そこから流れる河川にも用いられるようになり、デラウェア川と呼ばれるようになりました。

さらに、川沿いの土地に入植者たちによって建設された植民地にも同じ名前が引き継がれ、やがて地域全体を指す名称として定着していきました。

おわりに

このようにデラウェア州の名前は、一人の貴族の称号から生まれ、湾、川、植民地へと順に広がっていった歴史的背景を持っています。

なお、デラウェア川流域に住んでいた先住民族レナペ族も、この川の名前にちなんで「デラウェア族」と呼ばれるようになったことでも知られています。