「ジャコバイト」の語源
「ジャコバイト(Jacobite)」という名称は、人名「ジェームズ」のラテン語形である「ヤコブス(Jacobus)」に由来しています。つまり、この言葉は文字通り「ジェームズ(を支持する)者」を意味するのです。
ジャコバイトが指す人々
歴史的には、ジャコバイトとは、1688年の名誉革命(グロリアス・レボリューション)によって王位を追われたイングランド王ジェームズ2世、そしてその息子であるジェームズ・フランシス・エドワード・ステュアートを支持した人々のことを指します。
ジャコバイト運動の背景
名誉革命により、ジェームズ2世はオランダから迎えられたウィリアム3世とメアリー2世に王位を奪われました。しかし、これを受け入れられなかった支持者たちは、ステュアート家による王政復古を目指して活動を続けました。彼らの主張は、王位継承が血統と神授の権利に基づくべきだという考えに根ざしていました。
その後も運動は世代を超えて受け継がれ、1745年のジャコバイト蜂起(いわゆる「45年反乱」)では、ジェームズ・フランシス・エドワード・ステュアートの息子チャールズ・エドワード・ステュアート(通称「若僭王」)が先頭に立ち、多くの人々を魅了しました。こうした一連の運動に関わった人々が総称して「ジャコバイト」と呼ばれるようになったのです。