北米の歴史

ニューヨーク・アーモリーの12ゲージ散弾銃は誰が、いつ製造したのか?

「ニューヨーク・アーモリー」製12ゲージ散弾銃は実在するのか?

結論からお伝えすると、「ニューヨーク・アーモリー(New York Armory)」という名称で製造された12ゲージ散弾銃は存在しません。古い火器の刻印や表記は似通ったものが多く、記憶や伝聞の中で社名が混同されるケースは少なくありません。

混同されやすい「ニューヘイブン・アームズ社」というメーカー

この質問でよく引き合いに出されるのが、ニューヘイブン・アームズ社(New Haven Arms Company)です。同社は1887年から1929年にかけて操業し、散弾銃をはじめとするさまざまな火器を製造していたことで知られています。当時のアメリカでは、地域ごとに多数の小火器メーカーが乱立しており、その中には現在ではほとんど知られていない小規模な工房も数多く存在しました。

お手持ちの銃の正確な情報を調べるには

もし古い散弾銃の由来を特定したい場合は、以下の点を確認することをおすすめします。

・銃身やレシーバーに刻まれたメーカー名・商標の刻印
・シリアルナンバーの有無と位置
・ゲージや口径、製造年代を示すプルーフマーク

これらの情報をもとに、銃砲店の専門家やガンアプレイザー(鑑定士)、あるいは『Blue Book of Gun Values』などの信頼できる資料に照らし合わせると、正確なメーカーと製造時期を突き止めやすくなります。誤った社名のまま売買や登録を行うとトラブルの原因にもなるため、事前の確認が重要です。