北軍の勝利を担った将軍とは
南北戦争(American Civil War)において、北軍(アメリカ合衆国)の戦争に勝利する責任を託された人物は、ユリシーズ・S・グラント(Ulysses S. Grant)将軍です。
1864年、エイブラハム・リンカーン大統領は、これまで西部戦線で優れた指揮力を発揮してきたグラントを北軍の総司令官に任命しました。これは、戦争の最終的な勝利をグラント一人の手に委ねるという、極めて重大な決断でした。
総司令官としての役割と実績
総司令官に就任したグラントは、東部戦線で自らロバート・E・リー率いる南軍主力と対峙しながら、ウィリアム・シャーマンら他の将軍たちの作戦も一元的に統括しました。消耗を厭わない果敢な攻勢によって南軍を追い詰め、ついに1865年4月、アポマトックス・コートハウスでリーの降伏を受け入れ、南北戦争を北軍の勝利へと導いたのです。
この功績により、グラントはアメリカ史上最も重要な軍司令官の一人となり、後に第18代アメリカ合衆国大統領にも選出されました。