北米の歴史

アラスカの入植地の歴史とは?先住民の時代からアメリカの州へ

初期の住民

アラスカ最初の住民は、約15,000年前にベーリング陸橋を渡ってシベリアから北米大陸へ移住したパレオ・インディアン(古期インディアン)とされています。彼らは移動性の狩猟採集民であり、トナカイやバイソンなどの動物の群れを追いながら、厳しい自然環境の中で生活していました。

ロシア人の探検と入植

17世紀から18世紀にかけて、ロシアの探検家たちがアラスカの探検を本格的に開始しました。1784年には、コディアック島のスリーセインツ湾にアラスカ初となるロシア人入植地が建設されました。

その後、ロシア人はアラスカ各地に入植地を拡大していきます。なかでもシトカは重要な拠点となり、1799年から1867年にかけて「ロシア領アメリカ」の首都として機能しました。毛皮交易、特にラッコの毛皮がこの時代の経済の中心でした。

アメリカによるアラスカ購入

1867年、アメリカ合衆国は720万ドルでロシアからアラスカを購入しました。当時は広大な雪原を高い金額で買ったと批判され、「セワードの愚行」と呼ばれるなど物議を醸しましたが、結果的には歴史上最も賢明な投資の一つとなりました。

アラスカは石油、天然ガス、金などの鉱物資源、そして木材といった豊富な天然資源に恵まれており、フィヨルドや氷河など世界有数の美しい景観も有しています。

州への昇格

1959年1月3日、アラスカはアメリカ合衆国49番目の州として正式に昇格しました。現在の人口は約73万9,000人で、最大都市は約29万1,000人が暮らすアンカレッジです。州都は南東部のジュノーに置かれています。

現在のアラスカ

今日のアラスカは、豊かな歴史と文化を持つ多様性あふれる州です。アラスカ先住民をはじめ、ヨーロッパ系、アジア系、太平洋諸島系など、さまざまな民族的背景を持つ人々が共存しています。

また、アラスカは世界的に有名な観光地でもあります。雄大な自然景観、クマやクジラなどの野生動物、先住民の文化遺産を目当てに、毎年世界中から多くの観光客が訪れています。