北米の歴史

アメリカ大陸軍の兵士は志願兵だったのか?その実態を解説

大陸軍は志願兵だけの軍隊ではなかった

1775年に創設されたアメリカの大陸軍(Continental Army)は、1783年のアメリカ独立戦争終結に伴って解散するまで、志願兵と徴集兵が混在した軍隊でした。つまり、すべての兵士が自発的な意志で従軍していたわけではなく、各州による徴兵制度も並行して運用されていたのです。

志願兵と徴集兵が混在した背景

独立戦争の初期には、イギリスからの独立という理念に共感した人々が多く自発的に入隊しました。しかし、戦争が長期化するにつれて志願者は減少していきます。そこで各州は、入隊奨励金や土地の付与といった報酬で志願を促す一方、州民兵の中から一定数の兵員を徴集する制度も導入しました。

ワシントン総司令官の苦労

総司令官ジョージ・ワシントンは、契約期間満了で次々と除隊する兵士や深刻な脱走の問題に悩まされ、長期服役する兵員の確保に尽力しました。結果として、大陸軍の中核を担ったのは、3年間あるいは戦争終結までの服役を約束した、比較的訓練を受けた志願兵たちでした。

まとめ

大陸軍は純粋な志願兵部隊ではなく、志願と徴集を組み合わせた柔軟な兵員体制を採っていたことが分かります。この混合的な制度こそが、8年に及ぶ独立戦争を戦い抜き、アメリカの独立を実現する原動力となったのです。