北米の歴史

アメリカ議会がテキサスを併合したのは何年?1845年の合同決議をわかりやすく解説

アメリカ議会によるテキサス併合の年は?

アメリカ合衆国議会がテキサス併合に関する合同決議(joint resolution)を採択したのは、1845年2月28日です。この決議は翌3月1日にタイラー大統領の署名によって正式に成立しました。

なお、ここで注意したいのは、テキサスの併合が「条約」の形式ではなく「合同決議」という形で行われた点です。当時、条約による併合案は上院で承認されなかったため、議会は上下両院が同一の文書を可決する合同決議という手法を選びました。つまり、厳密には「条約による領土獲得」ではなく、「既存の共和国の編入を受け入れる決議」という位置づけだったのです。

テキサス州として正式に加盟した日

合同決議の採択後、テキサス共和国側も合衆国憲法への加盟条件を承認し、1845年12月29日にアメリカ合衆国28番目の州として正式に加盟しました。このため、「テキサスが州になった年」としては1845年が一般的に知られています。

併合までの背景

テキサスは1836年にメキシコから独立し、「テキサス共和国」として独自の国家を形成していました。しかし、財政難やメキシコとの緊張関係などを抱えており、合衆国への編入を強く望んでいました。

一方、合衆国内では奴隷制をめぐる南北対立や、メキシコとの外交関係への懸念から、併合に対する賛否が分かれていました。それでも最終的にはポーク政権のもとで併合が実現し、この動きはその後の米墨戦争(1846年〜1848年)の遠因となったとされています。

まとめ

・合同決議の採択:1845年2月28日(3月1日に署名・成立)
・テキサスの正式な州加盟:1845年12月29日(28番目の州)
・併合の形式:条約ではなく合同決議