ベンジャミン・フランクリンが1723年にフィラデルフィアへ移住した当時、この街は人口約1万人を抱える賑やかな港町でした。住民にはイギリス系植民者、ドイツ系移民、アフリカ出身の奴隷など、多様な背景を持つ人々が暮らしていました。
フィラデルフィアの経済は交易が基盤であり、タバコや小麦などの物資の輸出拠点として、北米植民地でも有数の商業中心地として栄えていました。
文化と学問の中心地
フィラデルフィアは経済だけでなく、文化と学問の中心地としても知られていました。街には学校や図書館など、数多くの教育機関が存在していました。
フランクリン自身も街の文化生活に多大な貢献を果たしました。彼は北米初の会員制図書館である「フィラデルフィア図書館会社(Library Company of Philadelphia)」の設立に関わり、後にペンシルベニア大学の創設にも力を注ぎました。
若きフランクリンにとっての活躍の場
フランクリンが到着した頃のフィラデルフィアは、成長と繁栄を続ける希望に満ちた都市でした。17歳で移住した彼にとって、自らの才能を発揮し名を上げるには絶好の環境だったのです。
フランクリンは印刷業で成功を収めた後、瞬く間に街の政治・社会活動に深く関わるようになりました。そしてやがて、アメリカ合衆国の建国に関わる、アメリカ史上最も重要な人物の一人へと成長していったのです。