北米の歴史

ジョン・アダムズはテキサスと無関係?テキサス合衆国編入の真実を解説

ジョン・アダムズとテキサスは無関係

「ジョンがテキサスを買収した」といった趣旨の質問を目にすることがありますが、これは歴史的事実とは異なります。アメリカ第2代大統領ジョン・アダムズ(在任1797年〜1801年)は、テキサスの合衆国編入とは一切関わりがありません。彼が亡くなった1826年の時点で、テキサスはまだメキシコ領でした。

テキサスが合衆国に加わったのはポーク政権時代

テキサスがアメリカ合衆国の一部となったのは、第11代大統領ジェームズ・K・ポーク(James K. Polk)の任期中のことです。おおよそ以下のような流れで編入が実現しました。

  • 1836年: テキサスがメキシコから独立し、「テキサス共和国」として独立を宣言
  • 1844年: 領土拡張を掲げるポークが大統領選で当選
  • 1845年12月29日: テキサスが合衆国28番目の州として正式に加盟

併合の背景にあったもの

ポーク大統領は「マニフェスト・デスティニー(明白な天命)」と呼ばれる拡張主義的な思想を背景に、テキサス併合を強く推進しました。この併合はメキシコとの緊張を一気に高め、翌1846年には米墨戦争へと発展することになります。

まとめると、テキサスの合衆国編入はジョン・アダムズではなく、ジェームズ・K・ポーク大統領の時代に実現した――これが正しい歴史認識です。