北米の歴史

1840年代にアメリカ合衆国が新たに加えた州はどこ?4つの州の加盟を詳しく解説

1840年代は、アメリカ合衆国が大きく領土を拡大した重要な時代でした。この10年間に、合衆国には以下の4つの州が新たに加わっています。

1840年代に州となった4つの州

  • フロリダ州(1845年) — 3月3日に27番目の州として合衆国に加盟しました。もともとスペイン領だったこの地域は、1819年のアダムズ=オニス条約で米国に譲渡され、その後準州として発展を遂げました。
  • テキサス州(1845年) — 12月29日に28番目の州として加盟しました。1836年にメキシコから独立していたテキサス共和国が、合衆国への編入を選択したものです。この併合は米墨戦争(1846〜1848年)の引き金の一つとなりました。
  • アイオワ州(1846年) — 12月28日に29番目の州として加盟しました。ミシシッピ川西岸の肥沃な土地を有し、農業を基盤とした州として発展していきました。
  • ウィスコンシン州(1848年) — 5月29日に30番目の州として加盟しました。鉱業や林業、そして農業が盛んな地域として知られるようになりました。

背景にある「明白な天命」

これらの州の追加には、「マニフェスト・デスティニー(明白な天命)」と呼ばれる考え方が大きな影響を与えていました。これは、アメリカ人が北米大陸全体を開拓し拡大していくのは神から与えられた使命であるという思想で、19世紀半ばの西部への拡張政策を後押ししました。

特にテキサスの併合は外交問題を引き起こし、メキシコとの戦争を経て、カリフォルニアやニューメキシコなどさらに広大な領土が合衆国に加わることになります。1840年代は、今日のアメリカの国土形成において欠かせない転換期だったといえるでしょう。