北米の歴史

アレクサンダー大王はどこの大学に通っていた?その驚きの教育の実態

結論:アレクサンダー大王は大学には通っていない

アレクサンダー大王(アレクサンドロス3世)は、現代のような意味での「大学」には通っていませんでした。彼は紀元前356年、古代ギリシャ系王国マケドニアの首都ペラで生まれました。当時の王族の教育は、今日の学校制度とはまったく異なる形で行われていたのです。

家庭教師アリストテレスによる英才教育

父であるフィリッポス2世王は、当代随一の学者だった哲学者アリストテレスを家庭教師として招き、息子に幅広い分野の教育を受けさせました。学んだ内容には、哲学・弁論術(修辞学)・政治学・軍事戦略などが含まれます。

この教育は主にミエザのニュンファイオンと呼ばれる学びの場で行われたとされ、アレクサンダーが13歳頃から数年間にわたって受けました。後に大王が東方遠征の際に動植物の標本収集を師に送ったり、学問に関心を示したりしたのは、この時期の影響だと考えられています。

実践の中で培われた指導者としての素質

アレクサンダーの教育は、机の上だけにとどまりませんでした。彼は父王に従って実際の軍事遠征にも同行し、若くして指揮官としての経験を積んでいきました。紀元前338年のカイロネイアの戦いでは、10代ながら騎兵部隊を率いて活躍したと伝えられています。

こうした理論と実践の両面からの教育により、アレクサンダーは20歳で王位を継承すると、瞬く間にギリシャを平定し、強大なペルシア帝国をも打ち破るなど、古代世界最大級の帝国を築き上げました。

まとめ

アレクサンダー大王は特定の大学に通ったわけではありません。
最高峰の学者アリストテレスによる個人教育と、実戦を通じた訓練という、当時の王族ならではの特別な教育環境が、歴史に残る偉大な征服者を育てたのです。