北米の歴史

カロライナ植民地はいつ設立された?北と南で経済が異なった理由を解説

カロライナ植民地の成立と分裂

カロライナ地方は17世紀、イギリス人入植者によって開拓されました。現在のノースカロライナ州とサウスカロライナ州にあたるこの地域は、当初は単一の植民地として存在していました。しかし1712年、経済構造や入植パターンの違いが顕著になったことから、南北の二つの植民地に正式に分割されることになりました。

ノースカロライナの特徴

  • 1653年に設立
  • タバコやトウモロコシを中心とした自給的農業が経済の基盤
  • 小規模農家や商人が入植者の大半を占めた

サウスカロライナの特徴

  • 1670年に設立
  • 米(ライス)や藍(インディゴ)といった換金作物の栽培が経済の中心
  • 富裕なプランテーション経営者や商人が入植者の中核を形成した

経済の違いが生んだ社会構造の格差

こうした経済基盤の相違は、両植民地における社会・政治構造の違いへと直接つながりました。ノースカロライナでは独立自営農民が多数を占めたため、比較的平等主義的な社会が発展しました。一方、サウスカロライナでは大規模プランテーション経営者が支配的な地位を確立し、より階層的で身分差の明確な社会構造が形成されました。

興味深いことに、これらの違いはカロライナがアメリカ合衆国の一部となった後も消えることはなく、両州の歴史や文化、さらには政治的傾向の違いとして現代まで影響を残し続けています。