北米の歴史

テキサス共和国を正式に承認した米国大統領は誰?アンドリュー・ジャクソンの歴史的決断

テキサス共和国を正式に承認したのは、アンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)第7代米国大統領です。1837年3月3日、ジャクソンは任期最終日の夜にテキサスを独立した主権国家として承認しました。翌日の3月4日にはマーティン・ヴァン・ビューレンが第8代大統領に就任しており、まさに政権交代の瀬戸際での決断となりました。

承認に至った経緯

テキサスは1836年3月2日にメキシコからの独立を宣言し、同年4月のサン・ハシントの戦いでメキシコ軍を破り、事実上の独立を勝ち取りました。しかし米国政府は、メキシコとの外交関係や奴隷制問題をめぐる国内の対立に配慮し、すぐには承認に踏み切れずにいました。

そうした中、ジャクソンは大統領職の最後にあたる1837年3月3日、テキサス共和国の承認を正式に決定。同時にアルセー・ラブランシュ(Alcée La Branche)をテキサス駐在弁理公使に任命し、両国間の正式な外交関係がスタートしました。これにより米国は、テキサス独立をいち早く承認した国の一つとなりました。

その後の展開:米国への併合

承認後も、奴隷制をめぐる南北の対立などを背景に、テキサスの米国への併合はなかなか実現しませんでした。しかし1845年3月1日、ジョン・タイラー大統領の署名によって併合のための合同決議が成立し、同年12月29日、テキサスは米国28番目の州として連邦に加入しました。

まとめ

テキサス共和国(1836年〜1846年)を正式に承認した米国大統領は、アンドリュー・ジャクソンです。1837年3月3日という任期最終日に行われたこの承認は、テキサス独立の国際的な正当性を高め、その後の米国併合へとつながる重要な一歩となりました。