北米の歴史

第一次世界大戦中、アメリカは中央同盟国に加わったのか?

結論:アメリカは中央同盟国側には加わらなかった

第一次世界大戦(1914年~1918年)において、アメリカ合衆国はドイツやオーストリア=ハンガリー帝国などからなる中央同盟国側に加わることはありませんでした。むしろアメリカは、イギリス・フランス・ロシアなどが属する連合国(協商国)側として参戦しています。

アメリカが参戦したのは1917年

開戦当初のアメリカは中立の立場を維持していましたが、1917年についに連合国側として参戦を決断しました。その背景には以下のような出来事がありました。

  • ルシタニア号沈没事件(1915年):ドイツの潜水艦(Uボート)がイギリス客船ルシタニア号を撃沈し、多くのアメリカ人乗客が犠牲となりました。
  • 無制限潜水艦作戦の再開(1917年):ドイツがアメリカ船舶に対しても無差別に攻撃を行う方針を表明したことで、米国内の対独感情が一気に悪化しました。

これらの要因により、ウィルソン大統領は1917年4月に議会へ対独宣戦を求め、アメリカは正式に第一次世界大戦へ参戦することとなりました。

まとめ

つまり「第一次世界大戦中にアメリカが中央同盟国に加わったか?」という問いへの答えはノーです。アメリカはルシタニア号事件やUボートによる船舶攻撃などを経て、1917年に連合国側として大戦に参加したのです。この参戦は、物量と兵力の面で連合国を大きく後押しし、戦争の帰趨を左右する重要な転換点となりました。